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構築置き場。

【プリティプリマ 最終6位】プリティ版雨ナット

12/10~12/13にかけて開催された公式大会プリティプリマで最終6位、レート1819を達成した構築を紹介。

使用構築

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レギュレーション・環境考察

プリティプリマ すばやさランキング - ドククラゲのいない海

↑レギュレーションはこちらを参照

この環境で対戦してみてダイマックスポリゴンf:id:dabide_Ggst:20211213151720p:plainを軸とした構築が安定感があり、上位で多く使われそうという予想を立てた。

 

構築経緯

環境上位のワシボンf:id:dabide_Ggst:20211213152501p:plainポニータf:id:dabide_Ggst:20211213152935p:plainに強く出ることができるアノプスf:id:dabide_Ggst:20211213153151p:plainを軸として採用し、高いSから"あまごい"等のS操作が可能で強力な氷打点を持つニューラもセットで採用。

 

アノプスだけではダクマドッコラーf:id:dabide_Ggst:20211213154126p:plain等の格闘タイプへの打点が乏しいため、そこに強いタマンタを採用し、こちらをメインのダイマックスエースとして運用することに。

 

後発のスイーパーとして先制"グラススライダー"が優秀なサルノリf:id:dabide_Ggst:20211213154818p:plain、S72族で多くの相手の上から殴れてポリゴンf:id:dabide_Ggst:20211213151720p:plainへの打点も期待できるダクマを採用。

 

最後に、ガラルサニーゴf:id:dabide_Ggst:20211213155057p:plainやポリゴンf:id:dabide_Ggst:20211213151720p:plainモンジャラ等の高耐久ポケモンの採用が多いと考えられたのでそこに強いテッシードを採用した。

 

コンセプト

・ニューラのサポートを生かしてタマンタダイマックスし、ダクマ・アノプス・サルノリといった高速アタッカーでスイープする。

・耐久ポケモンに対してはテッシードで詰める。

ダイマックスポリゴン相手に弱くならないように。

 

個体解説

ニューラ

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相手のニューラの上を取りたい、弱保かるわざ(+)・弱保くだけるよろい(+)等のギミック対策、天候エース対策として"こだわりスカーフ"の採用。

技構成には相手のニューラを迅速に処理できてS操作も可能な"ローキック"、範囲技でS操作できる"こごえるかぜ"を選択。なお、"じごくづき"等悪技はガラルサニーゴへの打点となるが、この構築はテッシードで処理すると決めていたので不採用。

 

アノプス

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相手のスカーフニューラを考慮して雨下で上を取れるようき最速とした。タスキニューらに強い"ロックブラスト"と範囲技として強力な"いわなだれ"は両採用した。

ほぼレート1400~1500の相手に対してしか選出せず、雑に岩技を撃つだけで強かったため、技範囲を広げる必要はなかった。

 

タマンタ

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このポケモンで火力を出すよりは、1ターンでも多く動いてダイストリームで雨を降らせてアノプステッシードのサポートを行うこと、ダイジェットでダクマ等のアタッカーのSを上げることがこの構築のコンセプトであり、そのために耐久を底上げする"しんかのきせき"を持たせた。

 

ダクマ

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テンプレのタスキ型なので特筆することはない。ダイマックスできるように"アクロバット"を持たせた。(ダイマックスは一度もしなかったが、一度だけシズクモに刺さった)

 

サルノリ

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ダウンロード対策のB<D

おそらく一度も選出していない。(水タイプを見るのは後述のテッシードで解決できたため)

 

テッシード

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ダウンロード対策のB<D。C150ポリゴンの不一致130技確定3発

耐久ポケモンを苛めるのに必要な技をそろえた。"ジャイロボール"は物理主体の相手に対してダイマックスで撃ち合えるようにするために持たせた。

 

基本選出

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テッシードの障害になる格闘・炎をタマンタで優先的に処理し、テッシードで詰ませる盤面を作る。

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対ポリゴン入りスタン用の選出。ポリゴンの横をひたすら殴り続け、ポリゴンvsテッシードの盤面を目指す。

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アノプスが通っているとき。雑魚狩り用。

 

<キキ~!!(泣きながらカレーを食べる)

 

後語り

11月のジムチャレンジで最終3位、12月のプリティプリマで最終6位となり、特殊ルールのネット大会にもだいぶ慣れてきたので、少しだけここ2ヵ月間ネット大会の構築づくりにおいて意識していたことを共有しておきたい。

大切なのは、たとえ「これでよし!」と思った構築でも回していて「○○がちょっとキツいかも…」と思うことが複数回あればそれをないがしろにしないことだと思っている。

具体的には、今回のプリティプリマの構築の原型となる雨パを回しているとダイマックスポリゴンに負けることが多かった。そこでテッシードを採用・タマンタに”しんかのきせき”を持たせて撃ち合えるようにするなどの改善を施し、処理ルートを明確にした。

これまで勝てなかったネット大会について振り返ってみると「○○がちょっとキツいかも…」といったことがあっても「立ち回りが悪かった」などと反省したつもりになっただけで処理ルートをうやむやにしたまま本番を迎えていた。

 

まとめると、強そうな軸を作る→細部のダメなところを改善し、煮詰めるというのがネット大会の構築づくりの基本だと思う。当たり前のことを言っているようだが、この「細部を煮詰める」というのが本当に難しく、またその人の個性が出るところなのではないだろうか。

 

Special Thanks

タマンタ構築について一緒に考えてくれた渚沙くん(@Nagisa__96)

話し相手になってくれたyukiya(@PmYukiya)とちゃんなー(@CHAN_naaa_CHAN)